めまいについて|宇都宮市の耳鼻咽喉科|添田耳鼻咽喉科医院

〒321-0952 栃木県宇都宮市泉が丘4丁目10-9
「泉が丘中学校」の南側

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めまいについて

めまいでお悩みの場合は早めに
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めまいがある場合は、どのような種類のめまいなのかを見極めることが大切です。ぐるぐる目が回るめまいは耳の奥の内耳に原因があるケースが多く、耳鼻科のめまいの診療では、内耳の三半規管、前庭神経が関わっていると考えられるめまいを専門的に診断します。内服薬による治療に加え、近年は漢方薬の併用や三半規管や前庭機能を鍛えるリハビリ運動なども取り入れています。なお、ふわふわするようなめまいは、脳に関係している場合があります。

めまいの種類

良性発作性頭位めまい症(BPPV)
三半規管や神経の異常で起こる末梢性めまいの中で、最も多くみられる症状です。内耳には、耳石(じせき)と呼ばれるカルシウムの小さい粒があり、普段は身体のバランスを取るように働いています。しかし、耳石が三半規管の中に入り込んでしまうと、頭の動きに伴って耳石が動くためにめまいを生じます。起床時や上を向いたときにぐるぐる目が回り、立っていられなくなります。めまいは数秒から数十秒で収まり、しばらくじっとしていると症状は落ち着きます。治療には内服薬やハビリ療法を用います。
メニエール病
ぐるぐる目が回るだけでなく、聞こえづらい、耳鳴りがするといった症状が重なり、不快な症状が繰り返されるのが特徴です。原因は明らかになっていませんが、内耳のむくみ(浮腫)が影響していると考えられており、ストレス、過労、睡眠不足などで悪化すると言われています。また、難聴が繰り返されると治りにくくなる場合があります。改善のためには、内服薬による治療を続けながら、ストレス、過労、睡眠不足などを避け、体調管理を行うことが大切です。
前庭神経炎
突然、強い回転性のめまいが起こる病気で、吐き気・嘔吐を伴うこともあります。安静にしていても収まらず、こうした症状が数日間続きます。ただし、耳鳴りや難聴など、耳の症状は見られません。原因は明らかになっていませんが、脳と耳をつなぐ前庭神経の一部にウイルスが感染して、炎症が起きていると考えられています。内服薬に加えてハビリ療法を行って、改善を目指します。
日本めまい平衡医学会
めまい相談医によるめまい治療

当院の院長は日本めまい平衡医学会の認定医の資格を有しています。また、獨協医科大学で現在もめまいに関する学生講義も行っていますので、めまいに対してはより専門性の高い診療を行うことができます。