代表的な疾患|宇都宮市の耳鼻咽喉科|添田耳鼻咽喉科医院

〒321-0952 栃木県宇都宮市泉が丘4丁目10-9
「泉が丘中学校」の南側

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代表的な疾患

咽頭炎

ウイルスによって引き起こされるケースが多い、扁桃腺とそのまわりの喉の粘膜やリンパ組織に起こる急性の炎症です。いわゆる喉風邪の状態で、喉の痛みや咳、痰、発熱、耳の痛みといった症状が現れます。喉の炎症を抑える薬、細菌感染の場合は抗生剤を処方するほか、霧状の薬剤を鼻や口から吸入するネブライザー治療も効果的です。

喉頭炎

気管の入口にあり、声帯を含む喉頭の粘膜に生じる急性の炎症で、声がれや喉の乾燥感、咳などを伴います。風邪の後に赤みや腫れが現れるほか、声を使い過ぎて喉頭炎になるケースもあります。内服薬の服用や薬剤を吸入するネブライザーでの治療に加えて、栄養補給や十分な睡眠・安静も大切です。

扁桃炎

口蓋垂(のどちんこ)の左右に一つずつある扁桃腺が、細菌に感染した状態です。高熱や喉の痛み、悪寒、身体のだるさ、首のリンパ節の腫れなどが現れます。通常は内服薬で扁桃の炎症を抑える治療を行いますが、慢性化してしまうと改善が難しいケースもあります。悪化すると扁桃周囲膿瘍につながる恐れもあり、十分な注意が必要です。

咽頭がん・喉頭がん

咽頭あるいは喉頭にできるがんで、声帯にできた場合は声がれが見られます。喉の痛みや違和感が1カ月以上続いている場合は、早めに受診して検査を受けるようにしください。当院では、鼻から細いファイバースコープを入れて、咽頭や喉頭を観察します。※がんが見つかった場合は速やかに専門医療機関へご紹介しています。

声帯ポリープ

声の出し過ぎや喫煙が原因で、声帯粘膜の毛細血管が傷つくと、少量の出血によりポリープができます。声がれが主な症状です。声帯に負担がかる発声を控えて安静にするとともに、内服薬や吸入で治療します。※手術が必要な場合は専門医療機関へご紹介しています。

声帯結節

発声時に左右の声帯がぶつかり合って硬くなることで、左右の声帯にコブのような結節ができ、声がれが起こります。日常的に声をよく使う人に多く、ほとんどの場合は声の出し過ぎが原因です。お子さんの場合は、経過観察することもあります。成人の場合は経過観察の後、日常生活に支障が見られる場合は、手術を行うケースもあります。※手術が必要な場合は専門医療機関へご紹介しています。

咽喉頭異常感症

喉がつかえる、締めつけられる、できものがあるように感じるなど、喉周辺に違和感や不快感を伴う病気です。ストレスによって引き起こされる場合が多いと考えられており、症状は長期化する傾向があります。治療には漢方薬などを処方します。

嚥下障害

うまく食べられない、飲み込めない状態で、摂食・嚥下障害ともいいます。飲食の際にむせる、食事に時間がかかる、食後に痰が出る、食べ物がつかえるなど症状さまざまで、食事が取りづらくなり、低栄養や脱水、さらに食べ物がつかえて窒息などを招いてしまう恐れがあります。飲み込んだものが気管に入ると、誤嚥性肺炎につながる恐れがあり、十分な注意が必要です。