代表的な疾患|宇都宮市の耳鼻咽喉科|添田耳鼻咽喉科医院

〒321-0952 栃木県宇都宮市泉が丘4丁目10-9
「泉が丘中学校」の南側

トピックス TOPICS

代表的な疾患

中耳炎
(急性・慢性・滲出性、真珠腫性)

鼓膜の内側の中耳と呼ばれる部分に炎症が起きている状態です。鼻と耳をつなぐ耳管を通して細菌やウイルスが感染して起こる急性中耳炎のほか、炎症が慢性的に繰り返されて鼓膜に穴が開く慢性中耳炎、中耳に水が溜まる滲出性中耳炎、鼓膜表面の成分が中耳に入り込んで固まる真珠腫性中耳炎があります。

外耳炎

耳のかきすぎや耳そうじのやり過ぎによって、外耳 (耳)や外耳道(耳の穴)に細菌が入り、炎症が起こった状態です。かゆみや痛み、腫れ、耳漏(耳だれ)などの症状があり、腫れがひどいと聞こえにくくなることもあります。必要に応じて洗浄や消毒などの処置を行うほか、症状に合わせて抗生剤や痛み止め・かゆみ止めなどの内服薬、軟膏や点耳薬などの外用薬を処方します。

耳垢栓塞

耳垢(あか)が溜まり、外耳道(耳の穴)を塞いでしまった状態です。音が聞こえにくくなり、圧迫感や耳鳴りなどの違和感を伴うこともあります。溜まった耳垢が原因で外耳炎を発症するケースもあります。

突発性難聴

ある日突然発症するのが特徴の難聴です。はっきりとした原因は不明ですが、ストレスや不眠など、さまざまな要因が影響すると考えられています。聞こえにくくなるほか、耳鳴りやめまい、吐き気などの症状を伴います。治療にはステロイドや内服薬を使用します。中には治療しても症状が改善しないケースもありますが、早めに治療を行うことが大切です。突然聞こえにくくなった場合は、早急に受診しましょう。

低音難聴

低音難聴は低音だけに障害が起こる病気です。低音難聴を引き起こす代表的な疾患は「急性低音障害型感音難聴」と「メニエール病」の2つがあります。2つの疾患の違いとしてはめまい発作があるかどうかです。「急性低音障害型感音難聴」は通常めまいは伴わないのに対し、メニエール病はめまい発作を繰り返し起こします。特に、低音難聴はメニエール病の初期の症状の可能性もあるので、注意しましょう。

耳管開放症

耳と喉をつないでいる管を“耳管”と言います。通常は閉じていますが、耳管が開いた状態のままになってしまう病気です。耳がボーっとしたり、自分の声が響く、時にはめまいや難聴が起こることもあります。治療法としては手術が挙げられます。手術に関しては当院では行っておりませんので、他の専門の医療機関をご紹介させていただきます。

耳管狭窄症

鼻の奥と耳をつなぎ、耳の中の圧力を調整する働きを持つ“耳管”と呼ばれる管が、狭くなってしまう病気です。耳管が塞がってしまうと、耳が詰まった・こもった感じになったり、聞こえが悪くなったりする症状が現れます。長引くと難聴が進行する恐れがあるので、注意が必要です。当院では鼻の奥から中耳に空気を送りこむ「耳管通気処置」という治療を行っているほか、必要であれば手術のために他医療機関をご紹介させていただきます。

耳鳴り(一般的な症状)

実際には鳴っていない音が鳴っているように聞こえる現象のことを指します。外耳炎や中耳炎、難聴、メニエール病など、耳に原因がある場合もありますが、高血圧や脳腫瘍、脳梗塞などの病気が原因で耳鳴りが起きている場合もあります。また、症状によって病気が異なるため、大事に至る前に受診しましょう。