
花粉症の薬を飲んでもつらいときに知っておきたいこと
花粉症の薬が効かないと感じるときは、薬そのものだけでなく、飲み始めた時期や飲み方、毎日浴びている花粉の量が関わっていることがあります。いつもと同じ薬でも、症状が強く出てから使い始めたり、外で過ごす時間が重なったりすると、症状が残りやすくなります。
この記事では、家でできる花粉対策や、鼻づまり・目のかゆみなど残っている症状ごとの飲み薬・点鼻薬・目薬の役割をお伝えします。あわせて、運転中の眠気を避けたいときの薬の見直し方と、耳鼻いんこう科へ相談するときの準備も順にまとめます。
この記事の要点まとめ
- 効きにくさには、飲みはじめのころや飲み方、花粉をあびる量がかかわることがあります。
- 鼻や目など残っている症状に合わせて薬の役わりを確かめ、運転中の眠気も医師に伝えて見なおしを相談します。
- 対策をしても症状が続くときは耳鼻咽喉科に相談し、使っている薬や症状、ふだんの暮らしを伝えます。
- 花粉症の薬が効かないと感じるのはなぜ?
- 薬を替える前に、家と外出先でできる花粉対策は?
- 鼻づまり・鼻水・目のかゆみ、残っている症状で薬の役割はどう違う?
- 運転や仕事で眠気を避けたいとき、薬はどう見直す?
- どんなときに耳鼻咽喉科へ相談し、何を伝えればよい?
- よくある質問
- 参考文献
- 監修
花粉症の薬が効かないと感じるのはなぜ?
薬の効き目そのものより、使い始めの時期・毎日の使い方・花粉を浴びる量の3つが、症状の残り方を左右しやすいと考えられます。まずは、薬を飲むタイミングやふだんの暮らしを振り返ることが、対策の第一歩です。これらを見直しても症状が続くときは、花粉症のほかの鼻の病気が関わっている可能性も考えます。
症状が強くなってから飲み始めると効きにくく感じる理由
くしゃみや鼻づまりが本格化してから薬を飲み始めると、すでに鼻の粘膜でアレルギーによる炎症が進んでいるため、薬の働きが追いつきにくく感じられることがあります。花粉の飛散が始まる前後や、症状がごく軽いうちから薬を使い始める方法は初期療法と呼ばれます。
スギ花粉症の患者さまを対象に、飛散ピークの1ヶ月前から抗ロイコトリエン薬(鼻づまりに関わる物質を抑える薬)を予防的に飲む方法を調べた研究があります。症状が十分に抑えられないときに、抗ヒスタミン薬を追加する方法もあわせて検討されています1。例年は市販薬でしのげていた方でも、飲み始めが遅れた年は症状が残りやすくなるため、使い始めた時期を振り返ってみてください。
飲み忘れや市販の点鼻薬の使いすぎが効果を下げることも
花粉症の薬は、症状が強い日だけ飲むのではなく、飛散期間を通じて決められた回数を継続することで安定した働きを目指します。忙しい朝に飲み忘れが続いたり、自己判断で服用間隔をあけたりすると、本来の力を感じにくくなります。
また、鼻づまりをすぐに解消しようとして、血管を収縮させる成分が入った市販点鼻薬を長期間・頻回に使い続けることには注意が必要です。一時的には鼻が通りますが、使いすぎると鼻の粘膜の血のめぐりが悪くなってむくみ、鼻づまりが続く「薬剤性鼻炎」につながることがあります。
外回りや屋外の付き添いが続く週は浴びる花粉が増えやすい
毎日かかさず薬を飲んでいても、その週にあびる花粉の量が、薬でおさえられる範囲をこえてしまうと、鼻水や目のかゆみが残ることがあります。とくに花粉がたくさん飛ぶ晴れた日や風の強い日に、仕事の外回りやお子さまの外での活動の付きそいが重なると、体に入る花粉がぐっと増えます。
車での移動が多い場合でも、乗り降りの際や窓の開閉時に車内へ花粉が入り込みます。薬をすぐに変更する前に、まずは日常の中で体に入る花粉をどれだけ減らせるかを確認してみることが大切です。
薬を替える前に、家と外出先でできる花粉対策は?

日常で浴びる花粉の量を減らすことは、どの薬を使う場合でも働きを支える土台になります。仕事や家族の予定で屋外に出る機会を急には減らせない方でも、帰宅時の手順と寝室の環境を整えることで、体に入る花粉を抑えることができます。
屋外で過ごした後、家に花粉を持ち込まない帰宅時の手順
外で付着した花粉を室内に持ち込まないためには、玄関から洗面所までの動線で落とす工夫が役立ちます。
- 衣類と持ち物のケア:表面がつるつるした綿やポリエステル素材の上着を選び、家に入る前に玄関先で上着や帽子、お子様のスポーツバッグなどに付いた花粉を手やブラシで払います。
- 外出時の保護:屋外ではマスクとメガネを着用し、鼻と目の粘膜に直接触れる花粉を減らします。車内ではエアコンを「内気循環」に設定すると外からの侵入を抑えられます。
- 帰宅直後の洗い流し:室内に入ったらすぐに手洗い、うがい、洗顔を行い、顔やのどに付いた花粉を落とします。
寝室の花粉を減らし、夜の鼻づまりを和らげる工夫
夜に鼻がつまって口で息をするようになり、何度も目がさめてしまうときは、寝る部屋の花粉を減らすことを先に考えます。昼間に髪や服についた花粉がまくらもとに落ちると、寝ているあいだずっと吸いこむことになるためです。
家に帰ったら、なるべく早めにお風呂に入って髪を洗い、外で着ていた服は寝室に持ち込まないようにします。花粉の時期は布団や洗濯物を外に干すのを控え、床に落ちた花粉は掃除機で舞い上げる前に、ぬれたシートや雑巾でふき取るのが穏やかな方法です。空気清浄機は寝室の入り口近くや、枕元から少し離れた場所に置き、一日中つけておきます。
よくある誤解:「マスクさえすれば十分」「窓は一切開けない方がよい」
花粉対策では「マスクさえしていれば大丈夫」と思われがちですが、マスクだけでは目の粘膜や髪の毛、衣類に付着する大量の花粉は防げません。目のかゆみや帰宅後の鼻づまりには、メガネや上着の素材選びを合わせる必要があります。
一方で「窓は一切開けてはいけない」と完全に閉め切るのも現実的ではありません。換気をする際は、花粉の飛散が少ないとされる早朝や深夜を選び、窓を開ける幅を10センチ程度にしてレースのカーテン越しに短時間行うと、流入を抑えられます。こうした対策を続けても症状がつらい場合は、お薬の見直しを考える段階です。
ポイント
屋外活動を減らせないときは、玄関前で衣類の花粉を払い、入浴で髪の花粉を落としてから寝室に入ることで、夜間の鼻づまりの要因を減らせます。
鼻づまり・鼻水・目のかゆみ、残っている症状で薬の役割はどう違う?

飲み薬1種類ですべての症状を抑えようとするより、今残っている症状に合わせて点鼻薬や点眼薬を組み合わせる方が、生活のしやすさにつながる場合があります。お薬にはそれぞれ得意とする症状があり、役割を分けて考えることが大切です。
| 主に困っている症状 | 検討される主な薬の種類 | 役割と特徴 |
|---|---|---|
| くしゃみ・鼻水 | 第2世代抗ヒスタミン薬(内服) | ヒスタミンの働きを抑え、くしゃみや水のような鼻水を和らげる |
| 鼻づまり | 点鼻ステロイド薬・抗ロイコトリエン薬 | 鼻粘膜の炎症や腫れを抑え、空気の通り道を整える21 |
| 目のかゆみ・充血 | 抗アレルギー点眼薬 | 目の粘膜に直接働きかけ、局所のかゆみを抑える |
上の表は、よく使われる役割のおおまかな目安です。実際には、症状の強さや体質、ほかの薬との組み合わせをみて、医師がどの薬を合わせるかを決めます。
くしゃみ・鼻水が中心なら第2世代抗ヒスタミン薬が基本
水のように垂れてくる鼻水や連発するくしゃみには、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンという物質の働きをブロックする第2世代抗ヒスタミン薬の内服が基本となります。「鼻水がピタッと止まる薬はありますか?」と尋ねられることがありますが、薬は鼻水を完全にゼロにするというより、日常生活に支障が出ない程度まで分泌を抑える目的で使われます。
同じ第2世代抗ヒスタミン薬のなかでも、成分によって体との相性や眠気の出やすさがちがいます。1種類の飲み薬で変わりを感じにくいときは、べつの成分の抗ヒスタミン薬に替えることもできます。
鼻づまりが残るなら、点鼻ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬の追加を相談
鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることで起こるため、抗ヒスタミン薬だけでは十分に和らがないことがあります。この場合は、鼻の炎症を局所で抑える点鼻ステロイド薬や、粘膜の腫れに関わるロイコトリエンという物質を抑える抗ロイコトリエン薬の内服を組み合わせる方法が検討されます21。
薬の感じ方には個人差があるため、鼻づまりの強さに応じて、どの薬をどう組み合わせるかを医師と相談します。
目のかゆみには点眼薬を組み合わせる
内服薬を飲んでいても目のかゆみや充血が残る場合は、目に直接さす抗アレルギー点眼薬の併用を考えます。飲み薬の成分だけでは目の表面のアレルギー反応を抑えきれないことがあるためです。
目を強くこすると角膜や結膜を傷つけ、さらにかゆみが強まる悪循環になりがちです。帰宅後に顔を洗って目の周りの花粉を落とし、決められた回数の点眼を行います。普段コンタクトレンズを使用している方は、防腐剤の影響などを考慮する必要があるため、診察時に医師へお伝えください。
どの症状を優先して見直す?症状別の判断の目安
複数の症状があるときは、「生活の中で何が一番困っているか」を基準に優先順位をつけます。例えば「日中に鼻水が垂れて商談に集中できない」なら、抗ヒスタミン薬の種類を変えることを考えます。
「夜の鼻づまりで眠れず翌日に響く」なら点鼻ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬の追加21、「目のかゆみで運転やパソコン作業がつらい」なら点眼薬の併用といった具合です。一番つらい症状を医師に伝えることで、無理のないお薬の調整につながります。
運転や仕事で眠気を避けたいとき、薬はどう見直す?
眠気の出方は薬の種類によって異なるため、日常的に車を運転することを最初に医師へ伝えることで、眠気に配慮した飲み薬の選択や点鼻薬・点眼薬との組み合わせを相談できます。我慢して運転を続けたり、逆に薬を飲むのをやめてしまったりする前に、生活スタイルに合った処方を探すことが可能です。
眠気の出方は薬で異なる:運転することを最初に医師へ伝える
花粉症の飲み薬である第2世代抗ヒスタミン薬には、多くの種類があります。成分によって眠気の出やすさが違い、運転への注意の度合いも薬ごとに異なります。
とくに仕事の車で外回りをする方や、お子さまの送り迎えで毎日ハンドルをにぎる方にとって、薬による眠気や、気づかないうちに集中しにくくなることは避けたいものです。診察のはじめに「仕事や送迎で毎日運転する」と伝えていただければ、眠気に気をくばった薬を中心に組み立てを相談できます。
飲み薬を増やすより、点鼻薬や点眼薬で補う考え方
飲み薬で症状が治まらないからといって、強い内服薬に変えたり種類をむやみに増やしたりすると、眠気や口の渇きといった全身の副作用が気になりやすくなります。そこで役立つのが、鼻や目の粘膜に直接届ける点鼻薬や点眼薬で補う考え方です23。
点鼻ステロイド薬は鼻の局所で働き、全身への影響や眠気が出にくいとされています。使う際は、ノズルの先を鼻の真ん中の壁(鼻中隔)ではなく、少し外側(目尻の方向)へ向けて噴霧すると粘膜に行き渡りやすくなります4。点鼻ステロイド薬は血管収縮薬とは異なり、毎日決まった回数を使い続けることで徐々に粘膜の腫れを整えていくお薬です23。
自己判断でやめたり増やしたりしない理由と、見直しを相談する時期
薬が効かないと感じたとき、自己判断で1回の量を増やしたり、逆に急に飲むのをやめたりするのは控えてください。量を増やすと眠気などの副作用が強く出るおそれがあり、急にやめると抑えられていた炎症が一気にぶり返すことがあります。
お薬を使い始めてから働きを確かめるまでには、しばらく期間をみます。しばらく続けても鼻づまりで眠れない状態が続く場合や、眠気が出たり1日2回の服用を忘れがちで続けにくかったりする場合は、薬がなくなる前でも再診し、1日1回タイプの薬や局所薬への調整をご相談ください。
ポイント
昼間の眠気を避けたいときは「毎日運転する」と医師に伝えます。眠気の出にくい飲み薬と、体全体への影響が少ない点鼻薬や目薬をどう組み合わせるかを相談するとよいでしょう。
どんなときに耳鼻咽喉科へ相談し、何を伝えればよい?
花粉対策と毎日の服薬を整えても症状が続く場合や、例年より長引く場合は、花粉症以外の原因や別のアレルゲンも含めて耳鼻いんこう科で調べることが勧められます。鼻の奥の状態を直接確認することで、今の症状に合った次の一手が見えてきます。
花粉症以外の原因が隠れているかもしれないサイン
透明でサラサラした鼻水ではなく、黄色や緑色の粘り気のある鼻水が出る、鼻水がのどの奥に垂れてくる(後鼻漏)、頬や目の奥が重苦しいといった症状がある場合は、副鼻腔炎を合併している可能性があります。また、長引く咳や息苦しさが伴うときは喘息や咳喘息、朝晩の激しい寒暖差で鼻水が出る場合は非アレルギー性鼻炎(血管運動性鼻炎)が関わっていることもあります。
さらに春先は、スギやヒノキの花粉だけでなく、黄砂やPM2.5といった大気中の微粒子が鼻やのどの粘膜を刺激し、症状を強めているケースも見られます。
ドロップスクリーンによるアレルギー検査でわかること・わからないこと
例年と症状の出方が違うときは、スギ以外の花粉(ヒノキ、イネ科、キク科など)や、ハウスダスト・ダニなど通年性のアレルゲンが重なっていないかを調べるアレルギー検査が手がかりになります。指先から少量の血液を採取する注射器を使わない検査機器(ドロップスクリーンなど)や、一般的な採血による検査があります。
ただし、検査で特定の物質に陽性が出たからといって、それだけが今の症状の原因と決まるわけではありません。検査結果はあくまで目安のひとつであり、いつ・どんな場面で症状が出るかという問診や、医師が鼻の粘膜を診た所見と合わせて総合的に判断します。
なお、ドロップスクリーン検査は1日に検査できる人数に限りがあり、対象は小学生以上です。キットの在庫によっては採血での検査になることもあるため、希望するときは予約の際に確かめておくとスムーズです。
今は薬で症状を抑え、次の季節に向けて舌下免疫療法も考える
花粉が多く飛んでいる今の時期は、まず内服薬や点鼻薬をしっかり使ってつらい症状を抑えることが優先です213。そのうえで、毎年くり返すスギ花粉症やダニアレルギーへの、長い目で見た対策も考えておきましょう。アレルゲンを少しずつ体に取り込んで慣らしていくアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法など)を、次の季節に向けて検討する道もあります。
また、ほかの薬を使っても暮らしに支障が出るほど重いスギ花粉症には、抗IgE抗体という注射薬のゾレア(オマリズマブ)を使う方法もあります。12歳以上の子どもと大人が対象で、2週間または4週間ごとに皮膚の下に注射します5。
舌下免疫療法もゾレアも公的医療保険が使えます。舌下免疫療法は、事前のアレルギー検査でアレルギーがはっきりしてから始めます。ゾレアは、症状の重さやこれまでの治療で十分に効かなかったことなど、使える条件が別に決められています。
自己負担の額は、薬の種類や量、通う間隔によって変わり、医療機関によっても異なります。
スギの舌下免疫療法は、花粉が飛んでいない時期(ふつうは6月ごろから)に始めます。ただ、始めるときの薬が全国的に出荷調整になっていることがあります。医療機関によっては、入荷を待つ予約を受け付けたり、5年以内にほかの医院で受けたアレルギー検査の結果を使えたりします。
宇都宮市の当院で相談するときに持参したい情報と通院の道のり
宇都宮市で花粉症のお薬の見直しや検査をご相談いただく際は、以下の情報を整理して持参すると、限られた診察時間でも状況が伝わりやすくなります。
- いま使っている薬:市販薬の箱(またはスマートフォンで撮った写真)や、処方された薬のお薬手帳
- 飲み方の様子:いつから飲みはじめたか、飲み忘れや使いにくい時間があるか
- いちばん困っている症状と時間:夜の鼻づまり、昼間の鼻水、目のかゆみなど
- 暮らしの様子:仕事や送迎で毎日車を運転するか、妊娠中や授乳中か、ほかの持病があるか
学校や仕事の後に予定を立てて受診しやすいよう、時間帯予約制などの仕組みを整えている医療機関であれば、待ち時間の見通しを立てやすくなります。宇都宮駅から関東バス(越戸経由柳田車庫行・行先番号12)に乗車し、泉が丘小学校前停留所で下車して徒歩約5分の場所にあるほか、お車で通院される方向けの駐車場も備えています。詳しい予約方法や現在の案内については、クリニックの案内ページをご確認のうえ、まずは現在のお悩みをお聞かせください。
よくある質問
Q1. 薬を飲んでいるのに鼻水が垂れてくるのはなぜですか?
A. 飲み始めが遅れて鼻の粘膜の炎症が強く進んでいる場合や、外回りなどで浴びる花粉の量が薬で抑えられる範囲を超えている場合が考えられます。薬の成分が体質や症状の強さに合っていないこともあります。また、寒暖差による鼻水や副鼻腔炎など、花粉症以外の原因が重なっていることもあるため、続く場合は耳鼻いんこう科での確認をお勧めします。
Q2. 鼻づまりをすぐに解消する方法はありますか?
A. 一時的な対処としては、蒸しタオルで鼻の周りを温める、入浴時の湯気を吸い込む、脇の下にペットボトルを挟んで自律神経を刺激するといった工夫で、一時的に鼻の通りが和らぐことがあります。ただし長時間は続かないため、根本的に鼻粘膜の腫れを抑えるには、点鼻ステロイド薬や抗ロイコトリエン薬などを継続して使う治療を医師と相談することが大切です213。
Q3. 来シーズンに向けて、花粉症の症状を少しでも軽くするにはどうしたらいいですか?
A. ひとつは、花粉が飛びはじめる前後や、症状がごく軽いうちから薬を使いはじめる「初期療法」です6。もうひとつは、花粉が飛びおわった時期(夏ごろなど)から、体を少しずつ慣らしていく「舌下免疫療法」を始める方法です。始める前にはアレルギー検査が必要で、薬の出まわり具合によって予約のしかたが変わるため、希望するときは早めに医療機関に問い合わせてください。
Q4. 妊娠中・授乳中や小学生の子どもでも、花粉症の薬を見直せますか?
A. 見直すことはできるので、受診のときに妊娠・授乳中であることや、お子さまの年齢を伝えてください。妊娠中や授乳中は、妊娠の時期や薬によって添付文書での扱いが変わるため、どの薬を使うかを医師と決めます。小学生のお子さまでも、年齢や体重、眠気の出にくさ、1日に飲む回数(学校で飲まずにすむ1日2回タイプなど)をみて調整できます。
参考文献
1. Yamamoto H, Yamada T, Sakashita M et al. Efficacy of prophylactic treatment with montelukast and montelukast plus add-on loratadine for seasonal allergic rhinitis. Allergy and asthma proceedings. 2012. PMID: 22525385 / DOI: 10.2500/aap.2012.33.3514
2. Goh BS, Ismail MI, Husain S. Quality of life assessment in patients with moderate to severe allergic rhinitis treated with montelukast and/or intranasal steroids: a randomised, double-blind, placebo-controlled study. The Journal of laryngology and otology. 2014. PMID: 24618303 / DOI: 10.1017/S002221511400036X
3. Juniper EF, Kline PA, Ramsdale EH et al. Comparison of the efficacy and side effects of aqueous steroid nasal spray (budesonide) and allergen-injection therapy (Pollinex-R) in the treatment of seasonal allergic rhinoconjunctivitis. The Journal of allergy and clinical immunology. 1990. PMID: 2107241 / DOI: 10.1016/0091-6749(90)90100-i
4. 点鼻薬 | KOMPAS – 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト. https://kompas.hosp.keio.ac.jp/about_medicine/nosedrop/
5. ゾレア皮下注用150mg 添付文書(医薬品医療機器総合機構). https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/300242_2290400D1033_1_14
6. アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症|よくある質問|東京都アレルギー情報navi.. https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/allergy/faq/rhinitis_etc.html
昭和60年 栃木県立宇都宮高等学校 卒業
昭和60年 東京慈恵会医科大学 入学
平成3年 東京慈恵会医科大学 卒業
平成3年 第85回 医師国家試験 合格
平成3年 東京慈恵会医科大学付属病院研修医
平成5年 同上 研修終了
平成5年 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学講座 助手 診療医員
以後 慈恵医大附属病院(本院、第三病院、柏病院) 太田総合病院(川崎市)に勤務
平成12年~平成14年 Brandeis University Ashton Graybiel Spatial Orientation Laboratory
(ブランダイス大学Ashito Graybiel 研究室 (米国 マサチューセッツ州)へ研究留学
平成14年 留学終了帰国
以後 慈恵医大附属病院(本院, 青戸病院(現 葛飾医療センター), 柏病院)に勤務
平成15年 学位(医学博士)受領
平成16年 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学講座 講師
平成20年 東京慈恵会医科大学 退職
平成20年 獨協医科大学 非常勤講師
平成20年 添田耳鼻咽喉科医院 副院長
平成24年 添田耳鼻咽喉科医院 院長
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医
日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
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